今でも十分通用する高音質音源 YAMAHA MU50

1995年発売。XG音源の第2号機。16パート32音ポリフォニック。音色はノーマルボイス737音と22ドラムセット(XGモードで使用できるボイスは、480ノーマルボイス+11ドラムボイス)。エフェクトは3ブロック(リバーブ×11、コーラス×11、バリエーション×43)。発音数、パート数がMU80の半分になっている。この機種が発売された95年当時ではMU80が最上位機種でMU50が標準機種という位置づけとされている。MU80より音色数が多いのは、MU80では対応していなかったDOC(Disk Orchestra Collection)と呼ばれるクラビノーバの伴奏用マルチティンバー音色配列を搭載しているために、MU50全体では音色数が増えているのであり、XGモードだけを見るとMU80より音色数は少なくなっている。この機種もGS音源シミュレートのTG300-Bモードを搭載している。同時期に発売されたワークステーション型シンセサイザーQS300の音源モジュール版(エレメント単位でのボイスエディット不可)と言える機種である。2000年7月発行のカタログ「HELLO!MUSIC!」に「在庫僅少品」と記載があり、2000年12月発行分には記載が消えている。足かけ5年間発売されたロングセラーモデルである。波形容量は4MB。

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