EOS B500

1990年発売。B200の後継として、フルモデルチェンジされた機種となる。この機種よりデザインを含めて、小室哲哉や浅倉大介による積極的なプロデュースが開始される。また、このモデル以降”EOS”ロゴの背面プリントが定番となる。
FM音源にPCMのAWM音源を追加した、SY22相当の音源によって、リアルなサウンドが再現出来るハイブリッドシンセ。ただしこのタイプの音源はDASS音源とも呼ばれ、当時のヤマハのポータトーン・PSRシリーズに採用されたものと同タイプ。FM音源とは言ってもアルゴリズムでエディットできる機構ではなく、エレピ音などを模した波形=1エレメントとして固定されてしまっており、B500とB700では、これを2系統と生音系のPCM波形2系統とを4エレメントミックスして1ボイスを構築する内容である。こうした背景を考察するとSY77/SY99等のいわゆるRCM音源のシンセの自由度と違い(こちらはアルゴリズムを用いエディット可能)、後発のPCMシンセ比べるとその自由度に大した差は無い。この機種よりリズムパターンが内蔵されドラムパートも再現できるようになり、TMNのコピーをこの一台で手軽に再現できる事から爆発的な大ヒットシンセとなった。

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